夜投げ釣り事始〜初心者の方へ。さぁ大物を釣っちゃおう〜(^^;ゝ <第一回はこちら> <第ニ回はこちら> <第三回はこちら> <第四回はこちら>
★第二回オモリ★
さあ、竿とリール、ラインは準備出来ました。
あと必要なものは錘(天秤),針,ハリス、竿立て(三脚等)があります。
「え?忘れ物が有るって?」
「他の物はまた後日という事でお願いします。」
錘
錘には中通し(ナツメ、オタフク、丸、カメ)等色々な形の物が有り、
投げ釣りでよく使う海草天秤系(固定式、遊動式)ジェット天秤系、
石鯛釣り等でよく用いる真空錘、捨て錘式で使う小田原系錘、
ハリス等に巻き付ける板錘、糸錘等たくさん有りますが
ここで説明させて頂く「夜投げ」では一般的な錘を紹介させて頂きます。
固定式天秤
元々がキス釣り等の大きくない獲物が対象になります。
ただ、魚が掛かってもラインが出て行かず、向こう合わせになるため好んで使う方も居ます。
天秤の素線が細く大物の引きの強さで仕掛けを取り付ける環が
伸びてしまう可能性が有るので、その欠点を解消するために環のハンダ付けや
ロウ付けして対応している方もいます。
右はタングステンを原材料とする天秤です。
鉛より比重の重いタングステンを使用することで
同じ重さでも容積を小さく出来る為、空気抵抗や風の影響を小さく出来るとともに
環境にも優しいという特性を持っています。
写真はDAIWA製TOPGUNです。
発売当初は固定式のみでしたが、現在はこの固定式、遊動型、単独式(脱着型)
の三種類が販売されています。
またFuji製デルナー天秤にもタングステン素材のものが有ります。
遊動式天秤
多くの夜投げマンが使用しています。
上の環はサルカン等を止めるために小さくなって逆に下の環は大きく魚が走った時に
サルカンとラインがスムーズに出て行く様になっています。
ジェット天秤
ちょい投げから本格的な投げ釣りまでカバー出来るマルチプレイヤー。
固定式天秤と遊動式天秤の中間に当たる半遊動式という位置づけです。
錘の先端部の羽が巻き上げ時に仕掛けを浮かせる働きをするので
海底の海草、障害物の回避に有利です。
捨て錘式(例:小田原錘)
根の多い所向き、錘を接続している捨て糸はラインよりワンランク細い物を使用しているため
錘が根掛かりしても捨て糸が切れるため針まではロストし難い。
ここに紹介させて頂いた物はあくまでも一般的な物で、
実釣では臨機応変に変えて行くというのがベターな答えだと思っています。
2007.4.7 FPP