コロダイ狙いのはずがダブルタマミで自己記録更新!

今シーズン3度目の釣行、今回は行った事の無い釣り場への調査、
コロダイ狙いで伊豆諸島へ行くことにした。
いつもの様にスムーズに入島をし、
レンタカーを駆って早速スーパーにて買い出しを行い
食料品、予備の身餌のイカを買い込み、
伊豆大島でプリンシェイクを飲んだ時には
必ず大物を穫っているのでとりあえずゲン担ぎにプリンシェイクを飲む。

場所の確認も有るので明るいうちに釣り場に入りタックルの準備、
安全装備、身支度を済ませる、暫くするとまだ5月と言う事も有り、
空には星が瞬く絶好の夜投げ日和で、ひたすらキャストし続けるが餌取りしか気配がない。
しかしその絶好の夜投げ日和も日付の変わる頃に
突然の暴風&大雨、安全を考慮し場所を変えて竿を出す事にする。

天候が雨の降ったり止んだりのため人気のない釣り場だったが
雨宿りのできる釣り場で竿を出すことにした。 
暫くはお決まりのエイや猫鮫が釣れ続いたが夜も
1時過ぎた頃だろうか突然ドラグが「ジャ〜ッ!」と大鳴きして
対岸のテトラ帯に糸が走ってゆく、
「千載一隅のチャンス逃してはなるものか!」
すかさずドラグフルロックして合わせを入れる。
「ゴン!ゴン!」鯛系の強い引きに痺れ快感を覚える、
テトラ帯に入られるとあっという間にラインが飛ばされるため力一杯にゴリ巻きした。
暫く引いては引かれを続け仕掛けの先に居る相手は疲れを見せ始めた。
もう少しで天秤が見えるという頃まで巻き取る。
間もなくユラユラと遠くの明かりに浮き上がった青白い魚影が現れた。
「コロダイ?タマミ?どっちかな?」覗き込むと
まずまずの型のタマミ(ハマフエフキ)だ。
タモ入れを一発で決め揚げてみるとお腹がパンパンの(63cm)だった。
「餌取りの気配がないので本命はまだ居る、しかも群れで居る!!」
そう直感しストリンガーに掛けて活かし、釣れた喜びを抑えひたすら竿を出し続ける。
すると間もなく先程のアタリよりも勢い良く竿先が海面に向って曲がった。
ドラグが鳴いているにも拘らず竿尻が跳ね上がる。
今度の引きは勢いが良く、ラインの放出が止まらずに
先程のテトラ帯に向かって一直線に走っている。
この時点で掛かった獲物はタマミ(ハマフエフキ)と確信した。
ラインの強度を信じ「ドラグのフルロック!」
竿が弧を描き「ギュ?ン」とラインと竿が唸りを上げる。
何とか主導権を奪われず手前まで寄って来たのだが抵抗を止める気配はない。
海面にさっきのタマミより大きな青白い魚影が見え隠れする。
瞬間、身震いを覚えたがそれくらいの事で怯む訳にはいかない。
少々早いがタモを降ろしランディングの体制を取ると
あっさりと魚の方からタモ入りしてくれる。
陸に揚げて測ると72.5cm(5kg)。
その後ハリスをチェックしたが全くの無傷であったため
みたび大物を期待してキャストしたが朝が来るまでアタリはなく
船の時間が来たので納竿とした。