来た!奇跡の大逆転、コロタマ杯を決めた1匹

今年、紀州、関西の釣友と「コロタマ杯」
という競技会に今年から参加している。
つい先日まで私が首位を独走していたのですが、首位陥落してしまい
「再度首位に帰り咲くぞ!」と意気込む。
今回は関西の釣り雑誌に必ずと言ってよい程
その名が出てくる有名な堤防で竿を出す事にした。
遥々愛知県の東端から下道だけで車を駆って休憩しながらの9時間(疲れた〜!)
無事到着しタックルの準備に掛かる。
平日の夕方のために場所は空いていて少し離れた所でイカを狙っている人のみ。
海、風共に穏やかであるが安全のためライフジャケット、磯靴着用で実釣を開始。
来るべき時のために備える。
第1投、早々と竿先に反応がある、暫くすると竿にはっきりとしたアタリが来る。
しかし引きは小さくすぐに浮いてきた・・・「フグか〜?!」嫌な予感がする。
案の定それから日が落ちて暗くなるまではフグのアタリのみで
用意したハリスを結んだ針40本、
予備の針も30本は使い見る見るうちに無くなって行く。
消耗に備えるため現地で針を結び使った分の補充をし、50mのハリスを使い切る。
日付ももう少しで変わる頃になる。
コンコンと鯛系の魚のアタリがあり大きく合わせる。
重い感触がリールを巻いている手にも伝わる。
しかし急に軽くなったため「外れた〜!」
そう思い仕掛けを回収しようとしたら39cmのコロ鯛が付いていた。
「いかん、もっと竿の感覚を研ぎすませ集中してやらねば!すぐに時合が来る!」
直感し気合いを入れ直して15分おきのキャストを続ける。
その間は根の周りを狙っていたためラインの消耗が激しい。
2個目の8号ラインを巻いた替えスプールも使う。
遠投勝負には辛いが仕方なく10号ラインを巻いた替えスプールに交換してキャストをする。
数時間は経ったろうか竿先が貧相に揺れているのを見逃さなかった。
「よっしゃ!来た!!」大合わせを入れると「ズシ〜ン」とした引きが
私の手をつたい身体に襲いかかる。
そしてハリス、道糸が根を摺っているいる感触が伝わる。
「エイなのか?!とにかく手元まで寄せて姿だけ見てみよう」
ラインブレイクしない程度にゴリ巻き開始。
手元まで寄って来たので水面を覗き込むと
月明かりにオレンジ色の目が見えた「やっぱりエイか〜!」。
と思った瞬間青白い鯛型の姿らしきものが見えた。
ペンライトで水面を照らすと目測70cmは有りそうな大きなコロダイ。
慌ててタモを降ろして一発でランディング
堤防の上に上げ体長を計測すると67.5cm(3.5kg)であった。

嬉しい釣果。
現在のコロタマ杯のポイントは記憶しているだけで何とかギリギリ首位を奪還る。
釣友にメールを送信、お祝いメールをもらい堤防上でニンマリする。
その後ラインチェックすると道糸、ハリスがザラザラに毛羽だっていたので
早速替えスプールを交換、新品ラインでキャストするが
数投でマムシ(岩イソメ)が餌切れとなる。
予備のイカ餌も使うがその後はアタリや餌取りの姿が見られなかった。
39cm、67.5cmの2匹も釣果に恵まれたので
もう少し釣りたかったのは山々ですが眠くもなってきたので納竿とした。